【フリー】abc林の日々雑感~思うところを徒然と~ 68(2021.4.5)

【フリー】abc林の日々雑感
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「激変の過渡期、『これまで通り』はいつまで通用する?」

コロナ以前とコロナ以降。
社会は激変しました。過去には絶対に戻れないならば、『今』に対応することが求められます。そしてそれは対応が早ければ早いほど先行者利得が得られ、遅ければ遅いほど過去の成功体験に縛られて動けなくなります。

4号機から5号機。
現金連チャン機からCR機。
そして今、コロナ禍及び6号機。
過去何度も激変を経験し、そしてすべて「以前の良かった頃」には絶対に戻ることはなく、激変以降はそれがノーマル、当たり前となってきました。

現在は激変の過渡期と言え、社会全体ではまだまだ以前のノーマルとされる行動様式や考えも残っています。しかし「これから」は確実に変わります。

今回は私が最近体験し感じた、「変化に対応することの重要性」について少しお話ししたいと思います。パチンコ業界のことではありませんが、思考と行動においては参考になるか、と思います。

■ すぐに動いた成功例、しかしそれは痛みも伴った

3月31日は多くの企業や組織にとっては年度末、この日で一年が終わり翌日からは新年度がスタートという一つの区切りです。

私はBNI(ビジネス・ネットワーク・インターナショナル)のキラキラチャプターという組織に2年在籍しており、3/31が期の区切りで今期の振り返りがありました。(その他にもいくつかの異業種交流会に所属しています)

※BNI・・・ビジネス・ネットワーク・インターナショナルの略称。異業種の経営者が集まり基本的に毎週1回、早朝6時30分から定例ミーティングを行いお互いのビジネスの紹介や顧客の紹介を行う。2021.4現在、全世界で9,500を超えるチャプター(※グループの単位のこと)と27万人を超える会員が在籍している。

※BNIジャパン・・・日本においては240のチャプターがあり1チャプターは平均40名の会員、計9,000人を越えるメンバーが在籍し、年間約900億円のビジネスが交わされている。

このBNI、私が入会した当初は53番(※入会順に割り振られる)というナンバーだったのですが、前期には25番まで番号が繰り上がり、気づけば所属会員は37名まで減少していました。理由はオンライン化、コロナ禍だったと思います。

私が入会した当初は当然、ビジネスミーティングは会場(大阪、心斎橋の日航ホテル)開催でした。全メンバーと顔を合わせることになるのでビジネスのやり取りだけでなくプライベートな話も多くすることになり、またこの組織のミーティングは「毎週」行われることで、他の同じような組織よりもその回数の多さから親密度がケタ違いに高くなります。(入会前の面談時に『社会人となって、家族と会社内以外で毎週1回以上会う人なんて、何人いますか?』と聞かれました。)

そういった「リアルでの関わり」が失われたのが昨年3月、新型コロナウイルスの影響でした。冒頭の話の通りこのBNIも3月が期末で4月が期首、新しい期が始まる直前に定例会がすべてオンライン開催となり全メンバーが戸惑いの中で進みます。当然「こんなやり方(オンライン開催のこと)でビジネスの話なんかできない」、「自分が今の状況に戸惑っているのに、そこに新入会員を呼ぶことなんてできない」といった意見が多数を占めます。

そして一人、また一人と退会する人が出て、半年で20人くらいが辞めてしまいました。なおこの傾向は他のBNIチャプターでも同様だったそうです。

■ 早期に動くことが成功へのカギ

「実際に会うことが、“共感回路”を高める」、これは間違いのないことだと思います。BNIという組織の強み、ビジネスが加速する仕組みは毎週1回以上会うことでしたから、その強みが失われたらこの組織に属する意味がない、という判断もある意味正しいと思います。

しかしBNIは「全世界的に、組織として」すぐに全活動をオンラインに切り替えました。もちろんその決定に際してはいろいろな意見もあったことだと思います。しかし現在の環境を客観的に分析し、未来を見据え、「弱みではなく強みを見て」オンライン化にしました。

さてそうすることで面白いことに気づきます。
それは、
・これ以降の新入会員は、オンラインしか知らない
ということです。
以前から在籍しているメンバーはどうしてもリアルの会場開催時と現在を比べてしまいます。しかし新入会員はそもそも会場での対面開催を知らないので、純粋に「オンラインでの魅力」を感じて入会するのです。

オンラインの魅力とは、
・時間的、距離的な負担が少ない
・ビジネスの交流範囲が飛躍的に高まる(エリアが広がる)
・金銭的な負担も軽減される
ということです。

もちろん完全オンライン化初期は全員に戸惑いもあり不具合も頻発しました。それにより会を離れた人が20人程度出ているのですが、その後は実はそれ以上の入会希望者が表れ、現在では一昨年一年の平均人数以上の会員にまで大きくなりました。彼ら新入会員は「オンラインの魅力」に惹かれて集まってきたのです。

これは「早期に環境に対応することを決め、そのように行動したから」と言えると思います。繰り返しますが当初は戸惑いが多く結果的に多くの離脱者を出しました。しかしその後はその取り組みの成果として逆に増加していきました。さらに驚くことに、この間での退会者が一人も出なかったのです。新規会員増がそのまま純増となったこと、これは特筆すべきことだと思います。

■ 一時的な後退は成功への準備期間

コロナ禍となって1年、「以前とは違う、変わった」ということをどれほどの方が意識しているでしょうか。除菌作業やその設備はこれから必須ですが、未だに「とりあえず、あるだけ」というお店も多くみられますし、新台に頼る営業も多いです。

コロナ対応は「できていて当たり前、できていないとその時点で劣位」である。
現在は明らかにパチンコ優位、その現実にしっかりと目を向ける。

社会は変わりました。
過去には絶対に戻れない、今に対応してこれからを見た思考と行動、それは対応が早ければ早いほど先行者利得が得られ、遅ければ遅いほど過去の成功体験に縛られて動けなくなります。一時的な停滞や後退があるかもしれませんが、それでも先に動いた方がのちの成功を手に入れることになると思います。

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