【フリー】abc林の日々雑感~思うところを徒然と~ 69(2021.4.9)

【フリー】abc林の日々雑感
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「SNSの負の側面、それは少数意見の場合が多い。自分の価値観を信じよう」

SNS、ソーシャルネットワークサービス。
人と人とのコミュニケーションを促進し、社会的なネットワークの構築を支援するインターネットサービス(Webサイト)のこと、とされます。

日々の生活では欠かすことのできないツールですが、良い面があれば負の側面もあるわけで、最近はその負の側面、ネガティブな面が目立つと感じます。

■ SNSの登場と発展、浸透

日本でSNSが普及するきっかけとなったのは2004年あたりに登場したミクシィ(mixi)でしょう。招待された人だけが登録でき、友人知人だけの閉ざされたネットワークで趣味のことを語るルームへの登録や自分の日記(ウェブログ=ブログ)の開設などができました。

あくまでも「閉ざされた空間」だったミクシィに対して、アメリカでほぼ同時期(2004年初頭)に登場したFacebookは実名登録を基本としながらも「友人の友人への広がり」があることから爆発的にユーザーを増やしました。「自分の意見を自由に発信したい」という欲求に応えることができたからだと思います。

2007年ごろから言われ始めた「Web2.0」という時代。マスメディアによる一方的な情報の伝達ではなく双方向のやり取りができる時代のことを指した用語ですが、まさに双方向=一般ユーザーが声を上げ始めた時代であり、それを後押しするように様々なツールが登場しました。YouTube(2005年、2006年にGoogleが買収)、Twitter(2006年)、Instagram(2010年)、最近では2020年にアメリカで運用が開始され2021年初頭から日本でも普及が始まったClubhouseもSNSの一つです。

■ 気軽に発信できるSNS。便利な反面、負の側面も

SNSは気軽に使えます。過去においてはごく近しい周囲の人たちとしていた雑談や、これまでなら自分の心の中で思っただけのちょっとした(自分なりの)意見も簡単に世間に発信できるようになりました。すると面白いもので、「少数派かな?」と思っていた自分の意見に同意する返信がもらえたり、実は誰も気づかなかった斬新な視点ということで称賛の声が届いたりというようなことが起こります。

「これまでだったら届かないはずの声が広がる」ということはこのように良い部分がありますが、反面、最近は負の側面がクローズアップされています。

人は誰でも「噂話」が好きです。そして人は得てして批判的、否定的な意見のほうに興味を持ちやすいので、テレビのワイドショーなどは視聴率を取るために番組の大部分をスキャンダルや政治に対する批判的、否定的スタンスで構成しています。

そしてWeb2.0時代となった現在、これまでなら心で思ったり近しい人に話したりくらいで済んでいた「自分の意見」が、現在ではSNSを使って簡単に「軽い気持ちで」出せます。そしてその大部分が批判的、否定的なもので、さらにネット上に発信したこれらの意見や見方は「拡散」するので、過去なら届かなかったはずの心ない言葉や意見が直接本人の知るところとなり、結果それが悲劇的なことを生む例が後を絶ちません。

■ ネガティブワードで注目を浴びたいだけの少数者に惑わされない

競泳の池江璃花子選手の「努力は必ず報われる」という発言にも心ない意見が発信されていました。普通にこの言葉を読めば(聞けば)それは自分自身に語り掛けていることで、それが決して「報われなかった(勝てなかった)」他者を蔑んだ言葉ではないことがわかるはずです。もちろん「報われる」にもいろいろあり決して「勝つこと」だけが報われたと言えるわけではないこともわかるはずです。

全てにおいて同調する、100%皆が同じ方向を向く、解釈するものではないと思いますから、この発言に対するネガティブな意見が出ることもまた正しい姿かもしれません。

しかしある一つの事柄(話題、団体、個人等)においてその情報量は圧倒的に「良くない記事や意見」が占めており好意的なスタンスは極端に少ないのです。これは上記の通り「人はネガティブな意見のほうが興味を持ちやすいから」でしょう。意見を発する側としてはより多くの人の目に触れてほしい、顕示欲や承認欲求を満たしたいと考えるので、そうなるとどうしてもネガティブな意見の発信が主になってしまいます。

ネット上の情報はその大部分がネガティブなものであること、しかしそれはそういった声が「実際の大きさ、量よりも増幅されて」いるだけです。声の大きな意見はその大部分が「ノイジー・マイノリティ(声の大きい少数者)」、単にネガティブな意見を発して注目を浴びたいだけ(炎上商法)も多いので、正しい自分の価値観を信じるようにしたいと思います。

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